リスク /
Lisk
(LSK)
とは?
最新価格情報
- 時価総額:
- ¥183.76億
- 時価総額ランク :
- 222位
- 24H取引量:
- ¥1.76億
- 24H変動額:
- ¥ +1.55
- 24H変動率:
- +1.24%
簡単にまとめると
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ブロックチェーン技術を用いた分散型アプリケーションが簡単に構築できるプラットフォーム
- LISK(リスク)は、イーサリアムと同様にスマートコントラクト技術(契約が自動で執行される仕組み)を利用し、誰もが分散化アプリケーション(DApps)を開発できるプラットフォームである。
- DAppsでは中央管理者が存在しないため、管理者による不正や改ざんが困難であり、仲介者がいないためコストも下がる。
- また、LISKでは基幹のブロックチェーンとは別に、サイドチェーンと呼ばれる場所でアプリケーションを動かすため、拡張性が高く、膨大な取引処理にも対応できる。Javascript言語で開発可能。
- DPoS(Delegated Proof of Stake)と呼ばれる承認アルゴリズムを採用しており、投票(Vote)によって選ばれた101人の承認者のみがマイニング(フォージングと呼ばれる)を行うことができる。保有量の少ないユーザーは、承認者になることは難しいが、投票したユーザーが承認者になった場合にはマイニング報酬の一部を受け取ることができるため、ビットコイン等よりも簡単にマイニング報酬を得ることができる。
- 略称はLSKとなる。
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何がすごいのか?
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JavaScriptで分散化アプリケーション(DApps)を開発できる
- LISKは、世の中に広く普及しているJavaScriptを用いてプログラミングすることが可能。
- 同様のDAppsの開発プラットフォームであるイーサリアムでは、独自の開発言語であるSolidityでプログラミングする必要があったため、エンジニアにとっては参入障壁が高かった。
アプリ開発をサイドチェーンで行なうため、柔軟性、取引処理能力が高い
- LISKのアプリ開発は、メインのブロックチェーンの補助的役割であるサイドチェーンで行っている。
- サイドチェーンは、それぞれが独立しているため、独自の機能を持たせていることもできるし、重大なバグや問題が発生しても、すぐに修正が可能。ハッカーによるハッキングに対しても対応可能である。
- メインチェーンのみでは、大量の取引を処理するには限界があるが、サイドチェーン(=複数のブロックチェーン)を活用することで、大量の取引を処理することが可能。
- 機密情報はセキュリティーに特化したメインチェーンで行い、開発は柔軟性のあるサイドチェーンで行うといった形で、自由で利便性のあるアプリケーションが作成できる。
- (類似の仮想通貨であるイーサリアムは、全てが1つのブロックチェーンで行われているため、修正が難しく、取引処理能力にも限界がある)
送金が約10秒と早い
- LISKの通貨であるLSKは、送金が約10秒。
- 類似の仮想通貨であるイーサリアムは約15秒なので、イーサリアムよりも早い。
マイクロソフトから19億円の投資を受けており、Azureと提携
- LISKは、マイクロソフトが提供するクラウドサービスである Azureと提携を発表 しており、今後Azuru上でLISKを用いて分散型アプリケーションが開発できるようになる予定。
- マイクロソフトはLISKのICOへも参加し、約19億円を投資している。
どんな技術か?
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承認アルゴリズムにDPoS(Delegated Proof of Stake)を採用
- DPoSとは、LISK保有者の投票で選出された101 人が取引を承認する仕組み。
- 投票権はリスクの保有量に応じて割り当てられ、101 人の承認者は、割り当てられた順番に取引承認を行なう。この仕組みにより、一部の資産家に承認者が偏ってしまうことを避けることができる。
- 承認者は取引承認毎に、報酬として取引手数料と新規発行されるLISKを受け取る。
- この仕組みは、ビットコイン等のマイニングに対して、フォージング(鋳造)と呼ばれている。
LISKの価値を高める、半減期(減少期)が設定されている
- LISKに発行上限はないが、新規発行料(上記フォージングの報酬)が減少する半減期(減少期)が設定されており、取引データをまとめたブロックが300万個生成される度(=約1年)に新規発行枚数が減少する。
- 初期の新規発行料(フォージングの報酬)は、5LSKであるが、半減期が訪れる度に1LSKずつ減少していき、1LSKに達した以後は一定して1LSKとなる。
- 半減期が設定されていることで、 LISK自体の希少性が高まり、価値が上昇すると予想されている 。
同じ分散型アプリケーション(DApps)開発プラットフォームであるイーサリアムと比較されるが、主に下記点が異なる
- 開発言語はJavascript (イーサリアムはSolidity)
- DAppsの開発がサイドチェーンで行われる(イーサリアムはメインチェーン)
- 取引承認方法がDPoS(イーサリアムは現在PoW。今後PoSになる予定)
- DApps実行用のVM(仮想マシン)がない(イーサリアムはある)
開発状況
- スター : 2766
- フォーク : 468
- ウォッチャー : 217
- イシュー : 3865
- コントリビューター : 60
- 1ヶ月のコミット : 11
誰がつくっているのか?
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Max Kordek(共同設立者、LISK財団CEO)
- 1991年生まれの若手ドイツ人起業家。アーヘン工科大学で電子工学を学び中退
- その後、オープンソース仮想通貨プロジェクトであるCryptiに携わり、Criptiから派生する形でLISKを立ち上げた
Oliver Beddows(共同設立者、LISK財団副社長CTO)
- 仮想通貨Criptiを開発していたCryptiの元エンジニア。Crypti者でMax Kordekと出会い、二人で退社してLISKプロジェクトを立ち上げた。
メンバー一覧
名前 | 役職 |
---|---|
Max Kordek
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CEO and Founder |
Oliver Beddows
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CTO & Founder |
Isabella Dell | System Architect |
Ricardo Ferro | Tools developer |
Joel Fernández | Community Manager |
経営陣インタビュー
これまでの実績
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- 2016年初頭 DAppsプラットフォームのCryptiからハードフォークする形で、Mark KordekとOliver BeddowsによりLISKプロジェクトが発足。ICOにより、14,000BTCを調達(当時史上2番目に大きいICOであった)。このICOにはマイクロソフトも参加しており、約19億円を投資している。
- 2016/5 メインシステムが稼働し、主要取引所での取引が開始され、ビットコインについで2番目に人気の仮想通貨となった
- 2018/2 本格的なリブランドが行われ、デザインを一新した新ロゴやウェブサイトを発表
- 2018/4 Lisk Core1.0のテスト版がリリース。新たなAPIデザインやP2P通信レイヤーが実装された
- 2018/10 スマホからLISKネットワークの確認や取引ができる「 LISK Mobile 」がリリース
- 2021/1 コインチェックがステーキングサービスを開始
- 2020/5 Huobi Global、仮想通貨Lisk(LSK)のステーキングサービス開始
- 2021年8月21日 Lisk Mainnet v2がLisk Mainnet v3への移行を正常に完了。
Liskブロックチェーンで行われた最大のプロトコル変更。手数料、コンセンサスアルゴリズム、
アカウントに関するLisk Mainnet v2の弱点をほぼ解消。さらに相互運用性のリリースに向けて改善が
行われていて、Liskにとって新しい時代が到来します。
今後の将来性は?
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議論になっていること
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次にみるべき記事
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Lisk(LSK)が買える取引所の一覧
取引所 | 24H 取引量シェア |
---|---|
Upbit
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78.67% |
Binance
![]() |
10.16% |
LATOKEN
![]() |
3.61% |
Kraken
![]() |
2.41% |
OKX
![]() |
1.87% |
資金調達の状況
累計調達額 : 6.41億円
調達ラウンド | 調達額 | リード投資家 | 日時 |
---|---|---|---|
Initial Coin Offering | 6.41億円 | 不明 | 2016/3 |
最近更新された仮想通貨情報
公式情報
公式サイト :
https://lisk.com
Twitter :
https://twitter.com/LiskHQ
Github :
https://github.com/LiskHQ/
Liskに設定されているタグ
この記事について
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執筆者 :
- 最終更新日 : 2021年9月1日 (編集履歴)