ナノ /
Nano
(XNO)
とは?
最新価格情報
- 時価総額:
- ¥157.50億
- 時価総額ランク :
- 255位
- 24H取引量:
- ¥2.07億
- 24H変動額:
- ¥ +4.38
- 24H変動率:
- +3.84%
簡単にまとめると
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手数料なしで超高速に送金できるネットワークを提供
- ビットコインは、それまでの銀行に代わる存在として注目を集めたが、その送金の遅さ、手数料の高さ、スケーラビリティの低さから、実用的な送金システムとは言えない。
- NANO(ナノ)は、この問題を解決するためDAG、(有向非巡回グラフ)と呼ばれる分散台帳技術を採用しており、即時に送金可能で、手数料無料、ビットコインの1000倍以上の取引処理能力を持つ送金ネットワークを提供している。
- またNANOは、APIを提供しているため、開発者はAPIを通じて自由にNanoの取引や管理、モニタリング等を行うアプリケーションを作成することが可能である。
- 同様のDAG技術を採用している通貨として IOTA と Byteball がある。
- 略称はNANOとなる。
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何がすごいのか?
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送金を即時に手数料無料で行うことができる
- ビットコインでは、マイナーと呼ばれる取引承認者が各取引の承認を行うため時間がかかる(約10分)と伴に、手数料が発生する。
- NANOでは、DAG(有向非巡回グラフ)と呼ばれる分散台帳技術を用いているため、ビットコインのようなマイナーが存在せず、ユーザー間で取引を完結することができる。そのため即時に取引が反映され、手数料も発生しない。
ビットコインの1000倍以上の取引処理能力を持つ
- ビットコインでは、マイナーが取引を承認するという形をとるために、大量の取引が発生した場合に送金づまりを起こす場合がある。(スケーラビリティ問題)
- NANOでは、DAG技術の活用により、ユーザー同士で取引が完結するため、送金づまりが発生することはなく、理論上はビットコインの1000倍以上の取引をさばくことが可能です。
どんな技術か?
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DAG(有向非巡回グラフ)技術により、手数料無料かつ超高速の送金処理を実現
開発状況
- スター : 3360
- フォーク : 756
- ウォッチャー : 274
- イシュー : 1082
- コントリビューター : 72
- 1ヶ月のコミット : 15
誰がつくっているのか?
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メンバー一覧
名前 | 役職 |
---|---|
Colin LeMahieu
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Creator & Lead Developer |
Russel Waters
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Developer |
Roy Keene | Lead Developer |
Mica Busch
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Developer |
Devin Alexander Torres
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Developer |
経営陣インタビュー
これまでの実績
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2018/1 RaiblocksがリブランドされてNANOが誕生。
2018/2 大手仮想通貨取引所のBinanceに上場。
2018/2 イタリアの仮想通貨取引所BitGrailから約211億円相当のNANOが流出。
今後の将来性は?
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NANOは商業決済への導入に期待
結論、多くの企業が決済手段としてNANOを導入すれば、NANOへの需要が増加し、価格の上昇が期待できます。
そして、NANOは決済手段として非常に優れています。
上述したように送金速度が速いほか、送金手数料が無料なので、コーヒー一杯のようなマイクロペイメント(少額決済)でもロスがありません。
クレジットカードですら、店舗側が5%程度の手数料を払っていることを考えると、画期的な決済手段だといえますね。
2021年現在では、残念ながらNANOを決済手段に採用する事業者はビットコインと比較するとごくわずかです。
しかし、いったん導入が増加傾向になれば、店舗側も「NANOを採用しないと機会損失が生じる」と認識し、連鎖的にNANOの採用が進むかもしれません。
「スケーラビリティが高い」だけではオリジナリティに欠けるか
一方で、NANOの強みはシンプル(早い、無料)ということだけ。少々、オリジナリティが弱い印象はあります。
確かに、NANOは高速な送金手段として知られるリップル(XRP)よりも4倍、ビットコインと比較すると1000倍の速度で送金できます。
これは凄いことなのですが、「ブロックチェーン」ではなく「DAG」を利用しているので、(技術的な説明は省略しますが)NANOにはビットコインにように完全な非中央集権性はありません。
もちろん、NANOも「特定の管理者が不在」の仮想通貨に分類されるものの、「取引の改ざん」に強いのはビットコインです。
付け加えると、DAGを利用することにより手数料を無料かつ高速にした仮想通貨は、NANOだけではありません。
一例としては、IoTに特化しているIOTA(アイオタ)もそうですね。
NANOが決済手段として一度普及してしまえば、「採用率の高さ」そのものがオリジナリティになります。
とはいえ、その段階まで持っていくのが大きな課題だといえるでしょう。
議論になっていること
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次にみるべき記事
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最近更新された仮想通貨情報
公式情報
公式サイト :
https://nano.org/en
Twitter :
https://twitter.com/nano
Github :
https://github.com/nanocurrency
Nanoに設定されているタグ
この記事について
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執筆者 :
- 最終更新日 : 2021年2月19日 (編集履歴)