スチーム /
Steem
(STEEM)
とは?
最新価格情報
- 時価総額:
- ¥132.33億
- 時価総額ランク :
- 292位
- 24H取引量:
- ¥65.44億
- 24H変動額:
- ¥ +1.95
- 24H変動率:
- +6.66%
簡単にまとめると
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コンテンツを投稿したりシェアすると報酬が貰えるSNSを構築するためのプラットフォーム
- 既存のSNSプラットフォームでは、ユーザーがどんなに良いコンテンツを投稿したとしても、その製作者であるユーザーが報酬を受け取ることはなかった。(プラットフォームだけが儲けていた)
- Steem(スチーム)では、Steemのブロックチェーン上でSNSを構築することができ、ユーザーはそのコミュニティの中でコンテンツを投稿・シェア等することで報酬を受け取ることができる。
- ビットコイン等の既存のブロックチェーンと異なり、手数料無料かつ膨大な取引を処理でき、高速である。
- すでにSteemを利用したアプリは世界100万人以上のユーザーに利用されている。
- 略称はSTEEMとなる。
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何がすごいのか?
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コンテンツを投稿・シェアしたユーザーが報酬をもらえる
- 既存のSNSプラットフォームでは、どんなに有益であってもコンテンツを投稿した事自体でユーザーが報酬を受けられことはない(例えば、ツイートが何万回リツイートされても報酬はない)
- Steemでは、投稿したコンテンツはブロックチェーン上に保存され、読者から評価(いいね、など)がある限り報酬が発生し続ける仕組みになっている
- 例えば、Steemのメインのサービスである Steemit では、Steemの保有量に応じて各記事への投票権が与えられる、記事の執筆者はユーザーからの投票に応じて報酬が発生する形になっている
ブロックチェーン上なのでコンテンツが資産になる
- 誰が投稿したコンテンツなのか、内容と共にブロックチェーン上に記録されるため、自分の所有権を主張でき、ブロックチェーンの性質上、記事が無くなったり、障害に影響されることがない
- アカウント乗っ取りなど、システム上でのハッキングも起こりにくい
SteemのSNSであるSteemitは、すでに100万人以上に利用されている
- 最も有名なSteemの創業者が開発した Steemit は、ユーザー数100万人超え
- Steemitで支払われた報酬も約6000万ドルに達する(2019年1月現在)
どんな技術か?
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コンセンサスアルゴリズムにDPOS(Delegated-Proof-of-Stake)を採用
- DPOSとは、投票により選出された委任者がブロック生成を行なうコンセンサスアルゴリズム。この委任者をwitnessと呼び21人存在する
- ビットコイン等で採用されているPoW(Proof of Work)は、ブロック承認を全マイナーが行なうため、時間もリソースもかかり非効率だが、DPOSであればより少ない時間で効率よく行なうことが可能(ブロック生成時間は3秒)
- Steemの創業者でもあるDan Larimerによって開発されたBitSharesで初めて導入されたコンセンサスアルゴリズム
Steemは、毎年100%ずつ新規発行されるインフレ通貨である
- Steemでは年100%ずつ新規発行が行われており、Steemit内の報酬もこの新規発行コインにより支払われている(Steemitの報酬70%, SP等の利子15%、マイニング報酬15%)
- つまり、Steem(=Steemit)のユーザーが増え、価値が上がらなければ価値が暴落していく可能性がある
- ユーザーのSteemit利用を促進し、Steemの価値を高めていく施策の一つとして、次に述べる複数通貨のインセンティブ設計などがなされている
3つのコインを発行することで、通貨価値を維持している
- Steemに加え、Steemit上で報酬として支払われるSP(Steem Power) と SMD(Steem Media Dollars)の3つのコインが存在する
- SPは、 Steemit 上で利用可能な通貨(保有量に応じて記事への投票権などが与えられる)であり、保有することで金利が発生し利息を得ることができる。但し他人への送金はできない。また、Steemに換金するのに時間がかかる
- SMDは、ドルと等価交換可能なペッグ通貨。SPと同様に取引量に応じて利息が発生する。他人への送金、売買も可能であり、Steemへの換金もすぐに可能
- Steemit上での報酬は、全てこのSPとSMDで50%ずる支払われる形となっている
- Steem自体は、1日あたり約0.19%ずつ価値が下がる(1年で半減)する仕組みとなっているため、Steemを購入したユーザーはそのまま保有しておくよりも、SP or SMDに変換して長期的に保有した方がメリットが大きい(利子が発生する)
- こういった仕組みが、トレーダーの短期的・投機的な売買を抑制し、流通量の増加、つまりは通貨価値を維持することにつながっている
開発状況
- スター : 1920
- フォーク : 784
- ウォッチャー : 231
- イシュー : 2186
- コントリビューター : 68
- 1ヶ月のコミット : 0
誰がつくっているのか?
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Ned Scott (Steemit,Inc CEO/Co-Founder)
- 2016年にDan Larimerと共にSteemit,Incを創業した
- 元食品輸入企業Gellert Global Groupの事業運営および財務のアナリストであり、Danが技術担当に対して、Nedはビジネスが専門である
Dan Larimer(Steemit,Inc Founder)
- 2013年にBitshares(ブロックチェーンの取引所)、2016年にSteemを開発してきた経歴を持つ仮想通貨の重要人物。自律分散型企業(DAC)の発案者でもある
- Steemの開発後、ブロックチェーン上で動くアプリ開発のプラットフォームを提供するEOSを設立した。SteemitのCTOは2017年3月に辞任している
- バージニア工科大学コンピューターサイエンス学科卒
メンバー一覧
名前 | 役職 |
---|---|
Ned Scott
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CEO & Co-Founder |
Daniel Larimer
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Co-Founder |
Harry Schmidt
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CTO |
Mike C
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Blockchain Developer |
Valentine Zavgorodnev
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Full Stack Developer |
経営陣インタビュー
これまでの実績
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- 2016/3
- Steemit, Inc設立
- 2016/7
- Steemitが正式にローンチ
- ローンチから10日後にSteemitがハックされ、8500ドル相当のSteemが盗難にあった
- 2017/3
- Co-founderのDanがSteemit,IncのCTOを辞任
- 2020/2
- トロン財団がSteemitを事実上の買収
- 2020/2
- Tron、Witnessと対立。取引所を巻き込んでSTEEMブロックチェーンを「奪取」
今後の将来性は?
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議論になっていること
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次にみるべき記事
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Steem(STEEM)が買える取引所の一覧
取引所 | 24H 取引量シェア |
---|---|
Huobi
![]() |
47.22% |
Upbit
![]() |
28.97% |
Binance
![]() |
17.31% |
Bithumb
![]() |
2.69% |
Huobi Korea
![]() |
2.39% |
最近更新された仮想通貨情報
公式情報
公式サイト :
https://steem.com/
Twitter :
https://twitter.com/Steemit
Github :
https://github.com/steemit/steem
Steemに設定されているタグ
この記事について
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執筆者 :
- 最終更新日 : 2021年1月28日 (編集履歴)