yearn.finance
(YFI)
とは?
最新価格情報
- 時価総額:
- ¥324.94億
- 時価総額ランク :
- 174位
- 24H取引量:
- ¥59.08億
- 24H変動額:
- ¥ +3.17万
- 24H変動率:
- +3.32%
簡単にまとめると
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イーサリアムベースのDeFiプラットフォーム
- Aave、Compound、Dydx、Fulcrumなどの、レンディングサービスを利用して、トークンの貸し出しを最適化する、シンプルな分散型エコシステム。最も収益性の高い、レンディングサービスを利用できるよう、定期的にリバランスされる。
以下の5つのプロダクトから形成される。
- yearn.finance - USDCで5倍のレバレッジをかけた、DAI保管サービス (live).
- ytrade.finance - 上限1000倍のレバレッジ取引が可能 (testnet).
- yliquidate.finance - Aaveプロトコル用の自動清算エンジン (testnet).
- yswap.exchange - 自動化されたマーケットメーカー (live).
- iborrow.finance - Credit delegation vaults for smart contract to smart contract lending (testnet).
- 略称はYFIとなる。
- 発行上限枚数:30,000YFI
何がすごいのか?
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YFIのローンチは、同じ金額を支払えば、誰でもコインの発行に参加できた。
仮想通貨yearn.financeとは、ステーブルコイン「DAI」や「USDT」などを預けることで、数あるレンディングサービスからもっとも高利回りなプラットフォームを選択し運用できるシステム。
分散型アグリゲーティングプラットフォームなどと呼ばれています。
昨今では、さまざまなDeFi系のレンディングサービスが登場しており、投資家はこれらに仮想通貨を預けることで、利回りを得ることができるようになっています。
当ブログでも何度か登場しているAave、Compoundや、Dydx、Fulcrumなどのレンディングサービスなどがそれにあたりますね。
まず、yearn.finance預け入れた資金は、利子が発生する「yToken」に変換されます。
たとえば、yearn.financeにステーブルコインのDAIを預けると、同数の「yDAI」受け取り、利息収入が得られる仕組みになっています。
また、yearn.financeには「YFI」というガバナンストークン(保有者はプロジェクトの方向性を決める投票権を持つ)があります。
YFIには、以下のような特徴もあります。
- 公開前のマイニング(プレマイン)がない
- トークンセール(販売)がない
- 3万YFIと枚数が少ない発行上限がある
YFIが上昇している背景
後述しますが、yearn.financeはすさまじい上昇率を記録しています。
それはいったい、なぜなのでしょうか?
結論としては、「投資家に最適なレンディングプラットフォームと投資先を選ぶコストを省く」という価値を提供しているからです。
どのようなことかというと、そもそもDeFi系のレンディングプラットフォームでは、「仮想通貨を借りたい人」と「仮想通貨を貸して、運用したい人」がいます。
ここでは後者の「仮想通貨を貸して、運用したい人」の立場で考えます。
運用したい人は、どのレンディングプラットフォームで運用しても、一応は利息収入を得ることができます。
しかし、レンディングプラットフォームの利回りは需要と供給により変動するという特徴があり、投資家は利回りが低くなると、より高い利回りの運用先に乗り換えることになります。
とはいえこれはとても大変なこと。
昨今のDeFi系の盛り上がりで運用先は増えており、比較対象が膨大になってきました。
投資家は「最高の利回りをあげようとした際の選択コスト」が負担になってきたのです。
そこにyearn.financeという、最適なプラットフォームと投資先を自動的に選択してくれる魔法のようなサービスが現れたため、爆発的に流行したのです。
どんな技術か?
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このプロトコルの主要な機能はValuts(金庫)と呼ばれています。ここに、ユーザーは仮想通貨を入金し、利息を稼ぐことができます。入金された資金は利息を最大化し、リスクを最小化しようとする戦略によって運用されます。ローンチ時は、Vaultsはステーブルコインを中心にフォーカスしていましたが、その後ETH、トークン化されたビットコインプロダクト、Chainlinkなどのコインにも対象が拡大していきました。
Vaultsはイーサリウム上の高いトランザクションコストを低下させるので重要です。資本をプールすることで、アカウントのうちたった1つ(それぞれのVaultsのコントローラー)だけがトランザクション手数料(Gas)を払うことで、イールドファームができます。
Yearn.financeは他にもEarnという、ステーブルコインとトークン化されたビットコインのみをサポートする、Vaultsの機能限定版も提供しています。Zapを使うと、ユーザーは従来のステーブルコインを、それらを表す流動性プロバイダー(LP)トークンとスワップすることができます。
Yearn.financeは、現在DeFiユーザー向けの分散型保険プロトコルyInsureや分散型レンディングと借入を容易にするStableCreditなどに取り組んでいます。
開発状況
- スター : 50
- フォーク : 97
- ウォッチャー : 11
- イシュー : 14
- コントリビューター : 5
- 1ヶ月のコミット : 0
誰がつくっているのか?
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Yearn.FinanceはAndre Cronje氏による発案です。
Cronje氏は仮想通貨業界で長い経歴を持ち、特にDeFi分野においての権威として知られています。彼はまた、スマートコントラクトエコシステムのFantomと、新規仮想通貨公開(ICO)と仮想通貨メディアに特化したリソースCryptoBriefingでも役職に就いています。
これまでの実績
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今後の将来性は?
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議論になっていること
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もちろん、YFIに課題がないというわけではないです。Andre Cronjeは長い間Yearn.financeとYFIで中心的な役割を果たしてきたので、投資家は彼の一挙手一投足に注目しています。つまり、もしもAndreが休んだり、いなくなったりしたら、多くの人はこれをYFIにとっての大きな打撃と考えるかもしれません。そのため、(少なくともある程度は)このキーパーソンを中心にプロジェクトがまだ中央集権的だと主張する人もいます。
このリスクは今年の初め、AndreがDeFi分野から離れたいと発言したと報じられたことで、さらに強調されました。YFIの価格は、プロジェクトが止まるという恐れによって、大きく値下がりしました。
Yearn.financeに新しいチームメンバーが参加しているので、このAndreプレミアムのトレンドは徐々に関連性を失いつつあります。Andreの影響力なしで、分散型ガバナンスが発展していけば、もはやこのリスクを心配する必要はなくなるかもしれません。
次にみるべき記事
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yearn.finance(YFI)が買える取引所の一覧
取引所 | 24H 取引量シェア |
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OKX
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21.5% |
Binance
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18.33% |
Coinbase
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13.1% |
HitBTC
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12.17% |
BitForex
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7.12% |
最近更新された仮想通貨情報
公式情報
公式サイト :
https://yearn.finance
Twitter :
https://twitter.com/iearnfinance
Github :
https://github.com/iearn-finance
yearn.financeに設定されているタグ
この記事について
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執筆者 :
- 最終更新日 : 2021年5月13日 (編集履歴)