イオス / EOS (EOS)の編集履歴#15

  • 作成日時 : 2020/10/8 23:08
  • ユーザ名 : KappaPrime_JP
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    何がすごいのか?

    既存のブロックチェーンよりも圧倒的に高速かつ安全

    • 非同期通信と並行処理によって毎秒数百万の取引を処理できる
    • 世界で最も使用されているクレジットカードであるVISAカードよりも高速となっており、ビットコインやイーサリアムと比べると数十万倍の速度

    取引手数料が無料 

    • 通常のブロックチェーンも用いたアプリ(DAPPs)は、取引ごとに手数料が発生する
    • しかし、SNSのように常にアクション(投稿、コメント、Like等)が発生するようなアプリの場合、アクションごとに手数料が発生していては、誰もアプリを利用しない
    • EOSは、アプリ運営者側がコストを負担する形となっており、アプリの利用ユーザーに手数料を要求することはない
記事全体

簡単にまとめると

毎秒数百万のトランザクションをさばける実用的なアプリケーションを、ブロックチェーン上で構築可能にする

  • Facebookのようなアプリを実現するには毎秒数百万のトランザクションをさばく必要があるが、ビットコインやイーサリアム等の既存のブロックチェーンは、毎秒数十程度しかさばけない。
  • EOSは、毎秒数百万のトランザクションをブロックチェーン上で処理できる分散アプリケーションの構築をサポートするためのOS(オペレーティングシステム)である。「Ethereum Killer」とも呼ばれる。
  • データベース管理、アカウント管理、ハッキング時の復旧機能等の機能を提供する。
  • ICO史上2番目に大きい約4000億円を調達した。
  • 数多くの分散型アプリケーション(DApps)がEOS上で稼働している

何がすごいのか?

既存のブロックチェーンよりも圧倒的に高速かつ安全

  • 非同期通信と並行処理によって毎秒数百万の取引を処理できる
  • 世界で最も使用されているクレジットカードであるVISAカードよりも高速となっており、ビットコインやイーサリアムと比べると数十万倍の速度

取引手数料が無料 

  • 通常のブロックチェーンも用いたアプリ(DAPPs)は、取引ごとに手数料が発生する
  • しかし、SNSのように常にアクション(投稿、コメント、Like等)が発生するようなアプリの場合、アクションごとに手数料が発生していては、誰もアプリを利用しない
  • EOSは、アプリ運営者側がコストを負担する形となっており、アプリの利用ユーザーに手数料を要求することはない

どんな技術か?

EOSの承認方式は、DPoS(Delegated Proof of Stake)であり、ビットコインのように無駄な電気リソースを必要としない

  • DPoSは、EOSを保有している人達の中から投票で、ブロックを承認する21人が選ばれる仕組み
  • 承認者の数は21だが、その都度、誰がマイニングするかをトークンを保有している人が投票によって決めるため、21人は固定ではない
  • 選ばれた人が少しでも不正を働いた場合は、すぐに承認者を更迭させられ仕組みも存在
  • EOSは毎年5%の新たなトークンが発行されるが、この内1%が21人の承認者への報酬に割り当てられる(残りの4%は、将来の開発者のためにキープされる)
  • ブロック生成者と、だれがその生成者に投票しているのかは、 こちら から確認できる。リンク先の各ブロック生成者のバーの色が、投票者を表している

ブロック生成者になるには、下記情報を公開し、EOSへ貢献していることを示す必要がある

  • Public presense:ウェブサイトURL、SNSのアカウント
  • ID on steemit:Steemitに書き込まれた情報(名前、本社場所、サーバーの場所、従業員の情報など)
  • Tech spec:使用するマシンのスペック
  • Scaling plan:ハードをどのように拡大していくかのプラン
  • Community benefit:コミュニティへ提供する利益
  • Telegram + Testnet:テレグラムの情報とテストネットノードの情報
  • Roadmap:財政、透明性、プロジェクト
  • Dividend position:投票者への配当

保有するEOSトークン量に応じてEOSのネットワークを利用できる仕組み

  • イーサリアム等と異なり、EOSトークンは消費されることがない(トークン自体は、決済機能・通貨特有の機能を持たない)
  • EOSトークンの保有割合に応じて、利用できるEOSネットワーク量が決まる仕組みとなっている
  • つまりEOSアプリ開発者は、EOSでアプリを動かすために一定のEOSトークンを保有する必要がある(これが、アプリ運営者側が負担するコストとなる)

インフレ設計により、手数料無料が実現できている

  • 上述したように、EOSアプリの利用自体には手数料は発生せず、EOSのアプリ開発者がEOSトークンを保有することが実質のコストとなっている
  • 「EOSを保有するだけならば、それはコストにならないのではないか?」という疑問がわくが、EOSはインフレ設計(毎年5%の新規トークン発行)となっているため、長期に保有していると次第にEOS自体の価値が下がっていく(発行総数が増えると1EOSあたりの価値は下がる)仕組みとなっている
  • このため、EOSを保有することがアプリ運営者側のコストとして成立しており、このコストがあるからこそ、アプリ利用者側の手数料は無料となる
  • もちろん、EOSアプリを介してEOS自体の価値があがれば、保有するEOSの価値も上がるため、アプリ運営者は利益を享受することができる

誰が作っているのか?

Block.one(EOSの開発会社)

  • EOSを発行する企業。後述のDan Larimer, Brendan Blumerが創立
  • ケイマン諸島に本社があり50人体制で開発中

Dan Larimer(Founder/CTO)

  • 2013年にBitshares(ブロックチェーンの取引所)、2016年にSTEEM(ブロックチェーンのSNS)を開発してきた経歴を持つ仮想通貨の重要人物。自律分散型企業(DAC)の発案者でもある
  • STEEMのようなブロックチェーン上で動くアプリ開発のプラットフォームを提供するため、EOSを設立した
  • バージニア工科大学コンピューターサイエンス学科卒

Brendan Blumer(Founder/CEO)

  • 1986年米国アイオワ州で生まれ。15歳の時に仮想資産を販売するウェブサイト「Gamecliff」を開発(2005年にIGEが買収)。2007年にゲームアカウントを販売するAccount.netを、また2010年に不動産に関するソフトウェアを開発するOkay.comを立ち上げる等、シリアルアントレプレナー
  • 2018年の仮想通貨関連長者番付では11位に選出され、その資産は6〜7億ドルと言われる

これまでの実績

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