V.SYSTEMS (VSYS)の編集履歴#6

  • 作成日時 : 2021/6/24 15:43
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    簡単にまとめると

    V Systems(VSYS)とは

    VSYSとは香港に本拠を構えるSunny King氏らによって立ち上げられたプロジェクトとその仮想通貨のことです。

    このSunny King氏は、このプロジェクト以外にもPeercoin、Primecoinなどを立ち上げています。

    仮想通貨の立ち上げを何度も経験した人物として知られており、多くの仮想通貨とはすでにスタートの時点で異なった出自であるということは間違いありません。

記事全体

簡単にまとめると

V Systems(VSYS)とは

VSYSとは香港に本拠を構えるSunny King氏らによって立ち上げられたプロジェクトとその仮想通貨のことです。

このSunny King氏は、このプロジェクト以外にもPeercoin、Primecoinなどを立ち上げています。

仮想通貨の立ち上げを何度も経験した人物として知られており、多くの仮想通貨とはすでにスタートの時点で異なった出自であるということは間違いありません。

 

何がすごいのか?

目的はインフラプラットフォームの開発

そんなVSYSは、インフラプラットフォーム(根幹となる基礎的な仕組み)の開発を目的としています。

どういったプラットフォームかと言うと、ブロックチェーンデータベースのための安全なプラットフォームです。

目的自体はとてもシンプルでそこまで突飛なものではありませんが、現在ブロックチェーンが抱えている諸問題を解決するためのプロジェクトと見てもいいのではないでしょうか。


独自のコンセンスアルゴリズムを使用

VSYSは、主に問題解決を果たそうとしている自前のブロックチェーンを活用してデータベースと様々なクラウドサービスを提供しようとしています。

コンセンサスアルゴリズム(仮想通貨や暗号資産のブロックを追加する際の合意形成のための基本的な方法)には、独自のSPoS(Supernode Proof of Stake)を使用しています。

多くの仮想通貨がイーサリアム系のPoS(Proof of Stake)を使用していますが、VSYSはそれを更に進化させたものを独自で開発したことによって、より安全なブロックチェーンを開発したといっても過言ではありません。

このように仮想通貨の仕組みの根本的な部分にまで独自の技術を使用し展開しているのがVSYSなのです。


時価総額は30位前後

このVSYSはそのプロジェクトが評価されており、2019年9月現在の時点で仮想通貨の時価総額で上位30位前後に入っており、新興のアルトコインとしてはかなり上位に存在する仮想通貨となっています。

またプロジェクトの現実性もあることから、価値を失って消えてくい多くのアルトコインと異なり現在も十分な取引量によってその価値は維持向上しているのです。


どんな技術か?

V Systems(VSYS)の特徴

VSYSの特徴は5つあります。

それは分散型のクラウド、アプリの開発環境、独自のコンセンサスアルゴリズムであるSPoS(Supernode Proof of Stake)、使いやすい環境、それらを支えるトークン「VSYS Coin」です。


分散型のクラウド

分散型のクラウドは様々なクラウドサービスを指します。

近年ネットでは多くのクラウドサービスが提供されており、その中の多くは中央集権的な企業が管理するシステムの上に存在するものとなっています。

しかし、VSYSはブロックチェーンを活用し、分散型のシステムによってクラウドサービスを管理しようとしています。

これによって拡張がより大規模にできることや業界を超えた企業同士の連携や企業以外にも様々な組織を巻き込んだサービスの管理を行おうとしている特徴があります。


アプリの開発環境

アプリの開発環境ですが、VSYSによって簡易的にブロックチェーンを構築することでアプリケーション開発者向けの開発環境(プラットフォーム)を提供しています。

そして、自前のコンセンサスアルゴリズム以外にもビットコインなどで利用されるPOWなど様々なコンセンサスアルゴリズムをサポートしています。

  • SPoS(Supernode Proof of Stake)

独自のコンセンサスアルゴリズムであるSPoS(Supernode Proof of Stake)も大きな特徴です。

SPoSは、2018年に開発された独自コンセンサスアルゴリズムで、イーサリアムのPoSから派生したものとなっています。

従来のPoSで問題となっていた、ブロック生成のインターバル、仮想通貨の鋳造の凍結や報酬などの仕組みを改善したものとなっており、この技術がVSYSの根幹の技術の一つとなっています。

  • 使いやすい環境

使いやすい環境も特筆すべき点です。

VSYSは、開発者の負担を大きく減らすことを目的としており、ブロックチェーン開発プラットフォームの仕組みを極力使いやすいものとすることで、プロジェクトで高く求められる負担を減らしていきます。

  • それらを支えるトークン「VSYS Coin」

トークンはVSYS Coinと呼ばれており、V Systemsのブロックチェーンプラットフォーム上での取引や報酬、マイニング、アクセスのための料金支払いなどで利用されています。

このトークンの価値が現在世界30位前後となっており、注目されているのです。

このような5つの特徴を持って仮想通貨の世界に挑戦しているのがVSYSの特徴と言えます。

誰が作っているのか?

これまでの実績

今後の将来性は?

議論になっていること

V Systems(VSYS)に対する懸念点

VSYSに対する懸念点は3つあります。

後発のプロジェクトであるということ、分散型のクラウドサービスは現状収益性に限界があること、そしてイーサリアムが直接のライバルになるということです。


  • 後発のプロジェクトである

後発のプロジェクトであるということは、VSYSは類似のプロジェクトが多くある中で登場しているという懸念点です。

インターネットは後から出てきたサービスの方が有利であることが多いのですが、仮想通貨の世界ではビットコインやイーサリアムの例のように最初に行ったところが一番強いという世界です。

そのため、すでに類似プロジェクトが存在する状況下でプラットフォームを作るというプロジェクトを立ち上げたVSYSは不利な状況からのスタートとなるといっても過言ではありません。

そういった不利な状況からいかに主導権をとっていくかということがVSYSの課題であり、懸念点でもあります。

分散型のクラウドサービスは現状収益性に限界がある

  • 分散型のクラウドサービスは、現状では収益性に限界があることも懸念点です。

確かに、2019年8月に起こったamazonのAWSが東京で止まったことによって、大規模なシステム障害が発生したという事例を見れば、分散型にすることでそういた状況を回避できると思いがちです。

しかし、分散型では現状収益性に限界があり、インフラのような仕組みとして機能させようとすると中央集権型にした方が割安のケースすらあるのです。

そういった収益性の問題も解決する必要があるのですが、現状のVSYSの市場価値を見てもビットコインやイーサリアムほどの価値はないので、収益の面で限界が来るという懸念点があります。

  • イーサリアムが直接のライバルになる

直接のライバルになるのがイーサリアムという点も懸念材料といえます。

プラットフォームの開発という目的は、イーサリアムという巨大なライバルがいます。

イーサリアムは実在する大企業も多く利用を始めており、そういった既存の巨人たちとどのように対峙するかという課題がVSYSには課せられているのです。

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