ビットコイン / Bitcoin (BTC)の編集履歴#58

  • 作成日時 : 2020/11/3 16:43
  • ユーザ名 : KappaPrime_JP
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    何がすごいのか?

    ブロックチェーンという概念を世界で初めて提唱して実行した

    • 2008年10月にサトシ・ナカモトと名乗る人物がビットコインの論文を発表し、わずか3ヶ月後にはビットコイン理論を実現するソフトウエアがオープンソースで公開された
    • そしてその約1年後の2010年2月には、ビットコイン取引可能な世界最初の取引所が誕生、同年5月にはビットコインによる最初の決済が実行された
    • 2018年11月現在、ビットコインの時価総額は12兆円を超えている

    低い手数料で、安全、確実に海外送金、決済を実行できる

    • 銀行間送金やクレジットカード等と異なり、仲介者が存在しないため、非常に低い手数料で、すばやく、送金・決済が可能
    • ブロックチェーン技術を用いているため、情報は世界中のコンピューターのネットワーク上に分散して保存されており、改ざんが極めて難しく、消えることもない

    世界で実際にもっとも利用されている仮想通貨

    • Expedia、楽天等を皮切りに、世界中のECショップ、実店舗でビットコイン決済が可能になっている
    • 日本でも、全国のビックカメラ、リクルート系列の26万店舗、5万店のぐるなび加盟店でもビットコイン決済が導入されている
    • 現金をビットコインに両替できるビットコインATMも世界で4000台を超える




    ビットコインには、中央銀行のような中央機関は存在せず、通貨の発行や取引はすべてPeer to Peerで行われている。

    ビットコインのすべての取引履歴はブロックチェーン (blockchain) と呼ばれる台帳に記録される。ブロックチェーンはネットワーク上のノードに分散的に記録される。過去のすべての取引が記録されているため、これを見れば、取引の整合性を誰でも検証することができる。

    支払いの際に売買間の電子的な記録や履歴は存在しない代わりに、買い手は公式トランザクションログ、ブロックチェーンの更新を要求する[57]。

    全トランザクションリストには所有履歴が記載されており、分散ネットワークにより検証されている。

    ネットワーク参加者達は採掘者として知られ、取引手数料や造幣収益を得ている[58]。

    参加者達は、パソコン、モバイル端末、あるいはウェブ・アプリケーション上のウォレット(財布)ソフトウェアを使って、ビットコインの受け渡しを行う。

    取引の確認手続きとマイニング[編集]

    送金者は、金額や受取人などの取引情報(トランザクション)を、ネットワークを構成するマイナー(miner, 採掘者)と呼ばれるノードにブロードキャストする。マイナーは、受け取った取引情報をブロックという形でまとめ、ブロックチェーンの末尾に追加する。ただし、新しいブロックを記録するためには計算量の大きな問題を解く必要がある。マイナーたちは競ってその問題を解き、最初にブロックを追加することに成功したマイナーだけが一定額の報酬を得ることができる。二重支払いなどの不整合性は、ブロックをブロックチェーンに記録する際に他のノードによってチェックされる。

    問題は10分ほどで解けるように難易度が調整されており、送金者は、取引の整合性がマイナーたちによって確認され、ブロックチェーンに記録されるまで同程度の時間を待たねばならない。流通するすべての ビットコイン通貨は、このようにマイナーへの報酬という形で市場に供給される。

    多数決による不正の防止[編集]

    ブロックチェーンの概念図。最良のチェーン(黒)は最も長い取引履歴を持つチェーンである。その他に、孤立したチェーン(紫)も存在する。

    ブロックチェーンは取引履歴が記録されたブロックが一本の鎖のように繋がったものと考えることができるが、場合によっては分岐することもある。例えば、悪意ある攻撃者が過去のブロックを改竄した場合や、複数のマイナーが同時にブロックを追加した場合である。

    こういった問題を、ビットコインは「最も長いブロックチェーンを信頼する」という原則で解決している。「長い」というのは単純にブロック数が多いという意味ではなく、そのチェーンを構成するのにかかった計算量が大きいという意味である。言い換えれば、計算量を単位とした多数決である。

    攻撃者が過去の取引履歴を書き換えても、その履歴が信頼されるためには、そこから派生するチェーンが他のチェーンよりも長くならなければならない。しかし、チェーンを構成するためには大きな計算量が必要となる。採掘報酬目的のマイナーたちは常に最も長いチェーンにブロックを追加し続けているため、攻撃者は、その総計算能力を上回る計算資源を投じ、改竄したチェーンを伸ばしていかなければならない。つまり、単一の攻撃者がネットワーク全体の過半数の計算能力を保持していなければならない。ビットコインに参加するノードの数が十分大きければ、そのような計算資源を確保するのは困難である。ビットコインはこの考え方(プルーフ・オブ・ワーク)に基づいて堅牢性を担保している。

    複数のマイナーがそれぞれ個別のブロックを追加し、チェーンが分岐してしまった場合は、ネットワーク上の各マイナーはそのうちどちらかのチェーンを選んでマイニングに取り組む。さらに新しいブロックがどちらかのチェーンに追加された時点で、他方のチェーンは放棄される。

    アドレスと財布[編集]

    ビットコインはアドレス (address) に対応付けて格納される。アドレスは公開鍵暗号ペアとして生成され、そのアドレスから送金する際には対応する秘密鍵が必要になる。

    ウォレット(wallet、財布)はアドレスの集合である。ビットコインのウォレットにはいくつか種類がある。

    ソフトウェアウォレット[編集]

    ソフトウェアウォレットとは、Windows、MacOS、iOS、Androidなどのオペレーティングシステム上で動作するソフトウェアのウォレットのことである。

記事全体

簡単にまとめると

世界中の誰もが、すぐに確実に安全に価値を交換できるようにする

  • 円やドル等の既存のお金は、発行している国に強く依存しており、強い国のお金は強く、弱い国のお金は弱いという不平等が発生していた
  • 一方で、電子マネー等のネット上のお金は、世界中の人々に届く反面、その独立性や信頼性、安全性に問題があった
  • ビットコインは、世界初の特定の管理者がおらず、改ざんが困難で決してシステムがダウンしないインターネット上のお金である

何がすごいのか?

ブロックチェーンという概念を世界で初めて提唱して実行した

  • 2008年10月にサトシ・ナカモトと名乗る人物がビットコインの論文を発表し、わずか3ヶ月後にはビットコイン理論を実現するソフトウエアがオープンソースで公開された
  • そしてその約1年後の2010年2月には、ビットコイン取引可能な世界最初の取引所が誕生、同年5月にはビットコインによる最初の決済が実行された
  • 2018年11月現在、ビットコインの時価総額は12兆円を超えている

低い手数料で、安全、確実に海外送金、決済を実行できる

  • 銀行間送金やクレジットカード等と異なり、仲介者が存在しないため、非常に低い手数料で、すばやく、送金・決済が可能
  • ブロックチェーン技術を用いているため、情報は世界中のコンピューターのネットワーク上に分散して保存されており、改ざんが極めて難しく、消えることもない

世界で実際にもっとも利用されている仮想通貨

  • Expedia、楽天等を皮切りに、世界中のECショップ、実店舗でビットコイン決済が可能になっている
  • 日本でも、全国のビックカメラ、リクルート系列の26万店舗、5万店のぐるなび加盟店でもビットコイン決済が導入されている
  • 現金をビットコインに両替できるビットコインATMも世界で4000台を超える

どんな技術か?

P2Pネットワークでデータを確実に保持

  • P2Pネットワークとは、国や、銀行等の中央管理者が存在せず、世界中のコンピュータ端末同士が結びついて、データを保持するネットワーク
  • それぞれの端末が対等にデータを保持しているため、一部が攻撃を受けても全体に影響がない
  • 銀行のように巨大なサーバーを必要とせず、システム構築単価も安価である

PoW(Proof of Work)で、データ改ざん、二重支払いを防ぐ

  • PoWはコンセンサスアルゴリズム(合意形成の仕組み)と呼ばれ、管理者の存在しないブロックチェーンネットワークにおける、取引の正当性を確認する仕組み
  • 具体的には、ネットワーク上にデータを書き込む際、特定の答えを見つけるための膨大な計算(かなりのCPUパワーが必要)の競争を行う この計算作業をマイニング、計算を行うネットワーク上の人をマイナーと呼び、一番先に答えを見つけたマイナーに報酬が入る仕組み
  • データの改ざんを行うには、世界中のマイナーの計算能力を凌駕するようなCPUパワー(マイング)が必要だが、事実上不可能であり、失敗すると何も報酬が得られない
  • その結果、通常のマイニング報酬の方が経済合理性が高いため、改ざんは非常に起こりづらく、難しくなっている

公開鍵暗号方式により、データを偽造防止

  • ビットコインのデータ送受信には、データを暗号化する秘密鍵と、復号化する公開鍵の2つを持つ
  • 名前の通り、秘密鍵は送信者のみが保持し、公開鍵は第三者に公開する ビットコインを送金する場合を例に取ると、送信者は秘密鍵でデータを暗号化し、公開鍵を持つ受信者におくる
  • こうすることで、当事者どうしでのみ安全に取引を行うことができる

誰が作っているのか?

サトシ・ナカモト(発案者/開発者)

  • ビットコインプロトコルと、そのリファレンス実装であるビットコインコア (Bitcoin Core/Bitcoin-Qt) を作ったことで知られる人物の称する氏名。本名であるか、そもそも個人であるかどうかを含め、正体は不明
  • ビットコインキャッシュ最大のクライアントであるクレイグ・ライト氏が自称本人だと名乗っている

Hal Finney(初期開発者)

  • 2009年1月に世界で初めてビットコインの送金を受け取った人物
  • 暗号化研究の専門家であり、暗号化のメーリングリストに送られてきたサトシ・ナカモトの論文に興味をもった最初のユーザー
  • 最初のビットコインを受け取ってから9ヶ月後、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患い、2014年8月に58歳で他界
  • サトシ・ナカモトの正体は、Hal Finneyとも囁かれる

Martti Malmi(初期開発者)

  • ビットコインの初期開発者で、2009年から2011年にかけて深く携わったと言われている
  • ヘルシンキ工科大学2年生の頃からビットコインプロジェクトに関わり、サトシ・ナカモトからビットコインウェブサイトの全件を委ねられた
  • 世界で初めてドルとビットコインの取引をした人物

Roger Ver(投資家)

  • ビットコイン関連スタートアップの投資家。2011年初頭にビットコインへ投資、ビットコインの神と呼ばれる
  • ビットコイン総合ポータルサイトBitcoin.comのCEO
  • 現在はビットコインではなく、ビットコインキャッシュを支持
  • コンピューター部品事業「MemoryDealers.com」で成功を収め、25歳の時には富豪になっていた
  • 2011年12月15日、偶然訪れていた東京・広尾で、ある女性にウォレットをダウンロードさせBitcoinを送った。その女性とは、後にBitcoinの伝道師となる「Miss Bitcoin Mai」こと藤本麻衣氏である。

Winklevoss twins(仮想通貨取引所Gemini創業者)

  • Facebookの株式で巨万の富を築いたことで有名な双子の兄弟
  • 2013年に1100万ドル近くをビットコインへ投資し、100倍以上の価値になった。
  • アメリカの仮想通貨取引所Geminiを運営している

Mark Karpeles(MTGOX CEO)

  • 全世界のビットコイン取引量7割を取り扱っていた(2013年当時)ビットコイン取引所MTGOXのCEO
  • 2009年より日本に移住。日本語は堪能
  • 2014年2月にマウントゴックス事件がおき、ビットコインを消失。民事再生法を申請し、経営破綻した
  • 2015年に自身の口座データ改ざん、業務上横領の罪で逮捕、起訴されている

Jed McCaleb(MTGOX 創業者)

  • 2009年にカードゲームの「Magic The Gathering」のオンライン取引所を立ち上げ、2010年MTGOX取引所の運営を開始(その後Mark Karpelesが買収)
  • Ripple、Stellarの創業者/開発者でもある

Charlie Shrem(ビットコイン財団創業者)

  • 「世界中のユーザーの利益のため、暗号通貨ビットコインの使用を標準化・保護・促進する」というコンセプトを掲げる非営利団体ビットコイン財団の創業者
  • 史上最大の闇サイトと言われるSilk Roadシルクロード)関連の不祥事(マネーロンダリングに関与)で懲役2年の実刑判決を受けた

これまでの実績