ビットコイン / Bitcoin (BTC)の編集履歴#70

  • 作成日時 : 2021/1/21 11:30
  • ユーザ名 : tsuyotsuyo2440
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    簡単にまとめると

    世界中の誰もが、すぐに確実に安全に価値を交換できるようにすることを目的に作られた

    • 円やドル等の既存のお金は、発行している国に強く依存しており、強い国のお金は強く、弱い国のお金は弱いという不平等が発生していた。
    • 一方で、電子マネー等のネット上のお金は、世界中の人々に届く反面、その独立性や信頼性、安全性に問題があった。
    • ビットコインは、世界初の特定の管理者がおらず、改ざんが困難で決してシステムがダウンしないインターネット上のお金である。
    • 一番初めに生まれた暗号通貨。
記事全体

簡単にまとめると

世界中の誰もが、すぐに確実に安全に価値を交換できるようにすることを目的に作られた

  • 円やドル等の既存のお金は、発行している国に強く依存しており、強い国のお金は強く、弱い国のお金は弱いという不平等が発生していた。
  • 一方で、電子マネー等のネット上のお金は、世界中の人々に届く反面、その独立性や信頼性、安全性に問題があった。
  • ビットコインは、世界初の特定の管理者がおらず、改ざんが困難で決してシステムがダウンしないインターネット上のお金である。
  • 一番初めに生まれた暗号通貨。

何がすごいのか?

ブロックチェーンという概念を世界で初めて提唱して実行した

  • 2008年10月にサトシ・ナカモトと名乗る人物がビットコインの論文を発表し、わずか3ヶ月後にはビットコイン理論を実現するソフトウエアがオープンソースで公開された。
  • そしてその約1年後の2010年2月には、ビットコイン取引可能な世界最初の取引所が誕生、同年5月にはビットコインによる最初の決済が実行された。
  • 2018年11月現在、ビットコインの時価総額は12兆円を超えている。

低い手数料で、安全、確実に海外送金、決済を実行できる

  • 銀行間送金やクレジットカード等と異なり、仲介者が存在しないため、非常に低い手数料で、すばやく、送金・決済が可能。
  • ブロックチェーン技術を用いているため、情報は世界中のコンピューターのネットワーク上に分散して保存されており、改ざんが極めて難しく、消えることもない。

世界で実際にもっとも利用されている仮想通貨

  • Expedia、楽天等を皮切りに、世界中のECショップ、実店舗でビットコイン決済が可能になっている。
  • 日本でも、全国のビックカメラ、リクルート系列の26万店舗、5万店のぐるなび加盟店でもビットコイン決済が導入されている。
  • 現金をビットコインに両替できるビットコインATMも世界で4000台を超える。

どんな技術か?

P2Pネットワークでデータを確実に保持

  • P2Pネットワークとは、国や、銀行等の中央管理者が存在せず、世界中のコンピュータ端末同士が結びついて、データを保持するネットワーク。
  • それぞれの端末が対等にデータを保持しているため、一部が攻撃を受けても全体に影響がない。
  • 銀行のように巨大なサーバーを必要とせず、システム構築単価も安価である。

PoW(Proof of Work)で、データ改ざん、二重支払いを防ぐ

  • PoWはコンセンサスアルゴリズム(合意形成の仕組み)と呼ばれ、管理者の存在しないブロックチェーンネットワークにおける、取引の正当性を確認する仕組み。
  • 具体的には、ネットワーク上にデータを書き込む際、特定の答えを見つけるための膨大な計算(かなりのCPUパワーが必要)の競争を行う この計算作業をマイニング、計算を行うネットワーク上の人をマイナーと呼び、一番先に答えを見つけたマイナーに報酬が入る仕組み。
  • データの改ざんを行うには、世界中のマイナーの計算能力を凌駕するようなCPUパワー(マイング)が必要だが、事実上不可能であり、失敗すると何も報酬が得られない。
  • その結果、通常のマイニング報酬の方が経済合理性が高いため、改ざんは非常に起こりづらく、難しくなっている。

公開鍵暗号方式により、データを偽造防止

  • ビットコインのデータ送受信には、データを暗号化する秘密鍵と、復号化する公開鍵の2つを持つ。
  • 名前の通り、秘密鍵は送信者のみが保持し、公開鍵は第三者に公開する ビットコインを送金する場合を例に取ると、送信者は秘密鍵でデータを暗号化し、公開鍵を持つ受信者におくる。
  • こうすることで、当事者どうしでのみ安全に取引を行うことができる。

誰が作っているのか?

サトシ・ナカモト(発案者/開発者)

  • ビットコインプロトコルと、そのリファレンス実装であるビットコインコア (Bitcoin Core/Bitcoin-Qt) を作ったことで知られる人物の称する氏名。本名であるか、そもそも個人であるかどうかを含め、正体は不明。
  • ビットコインキャッシュ最大のクライアントであるクレイグ・ライト氏が自称本人だと名乗っている。

Hal Finney(初期開発者)

  • 2009年1月に世界で初めてビットコインの送金を受け取った人物。
  • 暗号化研究の専門家であり、暗号化のメーリングリストに送られてきたサトシ・ナカモトの論文に興味をもった最初のユーザー。
  • 最初のビットコインを受け取ってから9ヶ月後、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患い、2014年8月に58歳で他界。
  • サトシ・ナカモトの正体は、Hal Finneyとも囁かれる。

Martti Malmi(初期開発者)

  • ビットコインの初期開発者で、2009年から2011年にかけて深く携わったと言われている。
  • ヘルシンキ工科大学2年生の頃からビットコインプロジェクトに関わり、サトシ・ナカモトからビットコインウェブサイトの全件を委ねられた。
  • 世界で初めてドルとビットコインの取引をした人物。

Roger Ver(投資家)

  • ビットコイン関連スタートアップの投資家。2011年初頭にビットコインへ投資、ビットコインの神と呼ばれる。
  • ビットコイン総合ポータルサイトBitcoin.comのCEO。
  • 現在はビットコインではなく、ビットコインキャッシュを支持。
  • コンピューター部品事業「MemoryDealers.com」で成功を収め、25歳の時には富豪になっていた。
  • 2011年12月15日、偶然訪れていた東京・広尾で、ある女性にウォレットをダウンロードさせBitcoinを送った。その女性とは、後にBitcoinの伝道師となる「Miss Bitcoin Mai」こと藤本麻衣氏である。

Winklevoss twins(仮想通貨取引所Gemini創業者)

  • Facebookの株式で巨万の富を築いたことで有名な双子の兄弟。
  • 2013年に1100万ドル近くをビットコインへ投資し、100倍以上の価値になった。
  • アメリカの仮想通貨取引所Geminiを運営している。

Mark Karpeles(MTGOX CEO)

  • 全世界のビットコイン取引量7割を取り扱っていた(2013年当時)ビットコイン取引所MTGOXのCEO。
  • 2009年より日本に移住。日本語は堪能。
  • 2014年2月にマウントゴックス事件がおき、ビットコインを消失。民事再生法を申請し、経営破綻した。
  • 2015年に自身の口座データ改ざん、業務上横領の罪で逮捕、起訴されている。

Jed McCaleb(MTGOX 創業者)

  • 2009年にカードゲームの「Magic The Gathering」のオンライン取引所を立ち上げ、2010年MTGOX取引所の運営を開始(その後Mark Karpelesが買収)
  • Ripple、Stellarの創業者/開発者でもある。

Charlie Shrem(ビットコイン財団創業者)

  • 「世界中のユーザーの利益のため、暗号通貨ビットコインの使用を標準化・保護・促進する」というコンセプトを掲げる非営利団体ビットコイン財団の創業者。
  • 史上最大の闇サイトと言われるSilk Roadシルクロード)関連の不祥事(マネーロンダリングに関与)で懲役2年の実刑判決を受けた。

これまでの実績