リスク / Lisk (LSK)の編集履歴#3
- 作成日時 : 2019/5/8 22:40
- ユーザ名 : hiroshiXPS
- 獲得ポイント : 0
-
編集内容 :
どんな技術か?
承認アルゴリズムにDPoS(Delegated Proof of Stake)を採用
- DPoSとは、LISK保有者の投票で選出された101 人が取引を承認する仕組み
- 投票権はリスクの保有量に応じて割り当てられ、101 人の承認者は、割り当てられた順番に取引承認を行なう。この仕組みにより、一部の資産家に承認者が偏ってしまうことを避けることができる
- 承認者は取引承認毎に、報酬として取引手数料と新規発行されるLISKを受け取る
- この仕組みは、ビットコイン等のマイニングに対して、フォージング(鋳造)と呼ばれている
LISKの価値を高める、半減期(減少期)が設定されている
- LISKに発行上限はないが、新規発行料(上記フォージングの報酬)が減少する半減期(減少期)が設定されており、取引データをまとめたブロックが300万個生成される度(=約1年)に新規発行枚数が減少する
- 初期の新規発行料(フォージングの報酬)は、5LSKであるが、半減期が訪れる度に1LSKずつ減少していき、1LSKに達した以後は一定して1LSKとなる
- 半減期が設定されていることで、LISK自体の希少性が高まり、価値が上昇すると予想されている
同じ分散型アプリケーション(DApps)開発プラットフォームであるイーサリアムと比較されるが、主に下記点が異なる
- 開発言語はJavascript (イーサリアムはSolidity)
- DAppsの開発がサイドチェーンで行われる(イーサリアムはメインチェーン)
- 取引承認方法がDPoS(イーサリアムは現在PoW。今後PoSになる予定)
- DApps実行用のVM(仮想マシン)がない(イーサリアムはある)
記事全体
簡単にまとめると
ブロックチェーン技術を用いた分散型アプリケーションが簡単に構築できるプラットフォーム
- LISK(リスク)は、イーサリアムと同様にスマートコントラクト技術(契約が自動で執行される仕組み)を利用し、誰もが分散化アプリケーション(DApps)を開発できるプラットフォームである
- DAppsでは中央管理者が存在しないため、管理者による不正や改ざんが困難であり、仲介者がいないためコストも下がる
- また、LISKでは基幹のブロックチェーンとは別に、サイドチェーンと呼ばれる場所でアプリケーションを動かすため、拡張性が高く、膨大な取引処理にも対応できる
- Javascript言語で開発可能
何がすごいのか?
JavaScriptで分散化アプリケーション(DApps)を開発できる
- LISKは、世の中に広く普及しているJavaScriptを用いてプログラミングすることが可能
- 同様のDAppsの開発プラットフォームであるイーサリアムでは、独自の開発言語であるSolidityでプログラミングする必要があったため、エンジニアにとっては参入障壁が高かった
アプリ開発をサイドチェーンで行なうため、柔軟性、取引処理能力が高い
- LISKのアプリ開発は、メインのブロックチェーンの補助的役割であるサイドチェーンで行っている
- サイドチェーンは、それぞれが独立しているため、独自の機能を持たせていることもできるし、重大なバグや問題が発生しても、すぐに修正が可能。ハッカーによるハッキングに対しても対応可能である
- メインチェーンのみでは、大量の取引を処理するには限界があるが、サイドチェーン(=複数のブロックチェーン)を活用することで、大量の取引を処理することが可能
- 機密情報はセキュリティーに特化したメインチェーンで行い、開発は柔軟性のあるサイドチェーンで行うといった形で、自由で利便性のあるアプリケーションが作成できる
- (類似の仮想通貨であるイーサリアムは、全てが1つのブロックチェーンで行われているため、修正が難しく、取引処理能力にも限界がある)
送金が約10秒と早い
- LISKの通貨であるLSKは、送金が約10秒
- 類似の仮想通貨であるイーサリアムは約15秒なので、イーサリアムよりも早い
マイクロソフトから19億円の投資を受けており、Azureと提携
- LISKは、マイクロソフトが提供するクラウドサービスであるAzureと提携を発表しており、今後Azuru上でLISKを用いて分散型アプリケーションが開発できるようになる予定
- マイクロソフトはLISKのICOへも参加し、約19億円を投資している
どんな技術か?
承認アルゴリズムにDPoS(Delegated Proof of Stake)を採用
- DPoSとは、LISK保有者の投票で選出された101 人が取引を承認する仕組み
- 投票権はリスクの保有量に応じて割り当てられ、101 人の承認者は、割り当てられた順番に取引承認を行なう。この仕組みにより、一部の資産家に承認者が偏ってしまうことを避けることができる
- 承認者は取引承認毎に、報酬として取引手数料と新規発行されるLISKを受け取る
- この仕組みは、ビットコイン等のマイニングに対して、フォージング(鋳造)と呼ばれている
LISKの価値を高める、半減期(減少期)が設定されている
- LISKに発行上限はないが、新規発行料(上記フォージングの報酬)が減少する半減期(減少期)が設定されており、取引データをまとめたブロックが300万個生成される度(=約1年)に新規発行枚数が減少する
- 初期の新規発行料(フォージングの報酬)は、5LSKであるが、半減期が訪れる度に1LSKずつ減少していき、1LSKに達した以後は一定して1LSKとなる
- 半減期が設定されていることで、LISK自体の希少性が高まり、価値が上昇すると予想されている
同じ分散型アプリケーション(DApps)開発プラットフォームであるイーサリアムと比較されるが、主に下記点が異なる
- 開発言語はJavascript (イーサリアムはSolidity)
- DAppsの開発がサイドチェーンで行われる(イーサリアムはメインチェーン)
- 取引承認方法がDPoS(イーサリアムは現在PoW。今後PoSになる予定)
- DApps実行用のVM(仮想マシン)がない(イーサリアムはある)
誰が作っているのか?
Max Kordek(共同設立者、LISK財団CEO)
- 1991年生まれの若手ドイツ人起業家。アーヘン工科大学で電子工学を学び中退
- その後、オープンソース仮想通貨プロジェクトであるCryptiに携わり、Criptiから派生する形でLISKを立ち上げた
Oliver Beddows(共同設立者、LISK財団副社長CTO)
- 仮想通貨Criptiを開発していたCryptiの元エンジニア。Crypti者でMax Kordekと出会い、二人で退社してLISKプロジェクトを立ち上げた
これまでの実績
- 2016年初頭
- DAppsプラットフォームのCryptiからハードフォークする形で、Mark KordekとOliver BeddowsによりLISKプロジェクトが発足
- ICOにより、14,000BTCを調達(当時史上2番目に大きいICOであった)。このICOにはマイクロソフトも参加しており、約19億円を投資している。
- 2016/5
- メインシステムが稼働し、主要取引所での取引が開始され、ビットコインについで2番目に人気の仮想通貨となった
- 2018/2
- 本格的なリブランドが行われ、デザインを一新した新ロゴやウェブサイトを発表
- 2018/4
- Lisk Core1.0のテスト版がリリース。新たなAPIデザインやP2P通信レイヤーが実装された
- 2018/10
- スマホからLISKネットワークの確認や取引ができる「LISK Mobile」がリリース