Mobius (MOBI)の編集履歴#2

  • 作成日時 : 2020/10/30 22:14
  • ユーザ名 : kazu_lucky21
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    何がすごいのか?

    モビウス”Mobius”は、ICO開始からわずか2時間で42億円を調達

    モビウスはICO終了後、3,900万ドル(約42億円)を調達したと発表した。

    最近のトークンセールの中では大きなほうで、ステラのプラットフォームを使ったものとしては群を抜いて最大となった。

    モビウスの自社トークンであるmobiと交換できるのは、ステラのルーメン(XLM)だけとなっている。モビウスによると、ICOはわずか2時間で3,900万ドルのハードキャップに達し、総発行数8億8800万mobiトークンの35%を販売した。

    同社のウェブサイトによると、今回のラウンドには、中国のエンジェル・チェーン・キャピタル(Angel Chain Capital)、ナバーナ・キャピタル(Nirvana Capital)、ウォルトンチェーン(WaltonChain)が入っている。

    いずれも、製造業者と小売業者がサプライチェーンを追跡できるデバイスを構築した「モノのインターネット(IoT)」スタートアップだ。

    サイラスはこの追い風に乗り、モビウスがICOと並行してDAppストアを展開することを強調した。プロジェクトが本物であることを証明するために、早期にライブコードを提供することが肝要だそうだ。

    しかし、おそらくこのICOで最も印象的なのは、ブロックチェーンの選択だった。

    ブロックチェーンプロジェクトによっては、待ち時間やコストがネックにならないものがあるかもしれないが、モビウスのユースケースではそれが問題となる。モビウスは、従来のハイテク企業が間もなく暗号通貨を取り入れ、最終的に分散型ウェブと統合すると主張している。

    モビウスのホワイトペーパーは、自社業務をストライプ(Stripe)の業務になぞらえている。シリコンバレーの寵児であるストライプは、クレジットカード決済を数行のコード(と初期のステラ)に統合した。モビウスは、同様の決済システムを暗号通貨で行えるようにすること、やがては分散型のマーケットプレイスで取引データ(トランザクション)を公開することをめざしている。

    そこで必要となるのが、大量の取引とデータを迅速かつ低額あるいは無料で処理できるIoTフレンドリーなネットワークだ。目標は、「すべてのデバイス、開発者、データストリームを簡単にブロックチェーンのエコシステムに接続できること」だとサイラスは語った。

    ICOで資金調達を行うプロジェクトの大半は、ERC-20標準を使用するイーサリアム上で行われてきたが、このブロックチェーンはトランザクションのバックログと頻繁に変わる手数料に悩まされてきた。

    そこでモビウスは、プロジェクト当初に使っていたイーサリアムから、リップル(Ripple)の共同創業者のジェド・マカレブ氏によって開発されたステラに切り替えた。

    ステラもまた、リップルのように円滑な決済に特化した設計になっている。

    (左からMobius CEO デイビッド・ゴバード氏、Stellar ジェド・マカレブ氏、Mobius COO サイラス・ハジュヴィンディ)


    ステラが弱点を上回るメリットを見せている

    イーサリアムのスケーリング問題がここ数ヶ月で深刻化している。このため、メッセンジャーアプリ大手のキック(Kik)は2017年12月に、発行予定のキン(Kin)トークンではイーサリアムを使わないと発表した。イーサリアムの開発陣はこの問題を認識して取り組んでいるが、モビウスチームはそのスケーリング問題の解決を待つことができなかった、とサイラスは語る。

    “イーサリアム上でDAppストアを構築していたが、その後、ジェドにコンタクトをとりました。そして、私たちはイーサリアムが当社のテクノロジーを処理できないことを悟りました。スピードは遅く、値段は高い、安全性は低すぎます。他のプロジェクトすべてにこうした大問題があることが見えてきたのです”

    サイラスは、スマートコントラクトを安全に展開する際の問題点を指摘した。「チューリング完全のプログラムだが、本当に書き込みにくい」そうだ。彼はパリティー(Parity)が2回も数百万ドル相当の損失を出したことを指摘し、 ソリディティ(Solidity)はセキュリティを念頭に置いた言語ではなかったと言った。

    ステラは、「まだ十分に活用されていない本当に未知の技術を開発したと思います」とサイラス。たとえば、ステラはプロトコルレベルで複数署名のウォレットをサポートしており、このため、開発者にとっては管理がはるかに容易になった。しかしサイラスはステラにも弱点があることを認めている。 たとえば、チューリング完全ではない。それでもモビウスは、はるかに高速で安い取引が行えることに満足している。

記事全体

簡単にまとめると

  • Mobiusはクロスブロックチェーンのログイン、支払い、ガバナンス、オラクルに対する新しい標準を導入する革新的でシンプルなプロトコルを通じて、インターネットの世界とブロックチェーンの世界とのギャップを埋める。

仮想通貨モビウス(MOBIUS / MOBI)とは?

モビウス・ネットワーク(Mobius Network)は、Stellarベースで作られており、革新的かつシンプルなプロトコルの採用によりインターネットの世界とブロックチェーンの距離をより近づけ、あらゆるアプリ、デバイス、データストリームをブロックチェーンエコシステムに容易に接続させるためのプラットフォームを構築している。

暗号通貨時価総額8位 にランクするステラ(Stellar)の共同設立者ジェド・マカレブ(Jed McCaleb)氏をアドバイザーとして迎え入れ、ステラのネットワーク上にDApp(分散型アプリ)を展開。

高度なセキュリティを有し、トランザクション処理件数は秒速1000件以上、手数料は極めて安価という特徴を武器に、この業界で新たなスタンダードを築こうとしている。

「イーサリアムはAOLやマイスペース(Myspace)ようなものだと思っている」

モビウス・ネットワーク(Mobius Network)の共同設立者兼COOのサイラス・ハジュヴィンディ(Cyrus S. Khajvandi)は、モビウスのICOに際して、トークンセールで最もよく使われるブロックチェーンのイーサリアムではなく、ステラ・ネットワークを使った理由をこう語った。

このコメントは、ビットコインのようにイーサリアムがスケーラビリティ問題を抱えているため、暗号通貨コミュニティの一部では、より速くて安い決済手段への関心が高まっていることを示している。

何がすごいのか?

モビウス”Mobius”は、ICO開始からわずか2時間で42億円を調達

モビウスはICO終了後、3,900万ドル(約42億円)を調達したと発表した。

最近のトークンセールの中では大きなほうで、ステラのプラットフォームを使ったものとしては群を抜いて最大となった。

モビウスの自社トークンであるmobiと交換できるのは、ステラのルーメン(XLM)だけとなっている。モビウスによると、ICOはわずか2時間で3,900万ドルのハードキャップに達し、総発行数8億8800万mobiトークンの35%を販売した。

同社のウェブサイトによると、今回のラウンドには、中国のエンジェル・チェーン・キャピタル(Angel Chain Capital)、ナバーナ・キャピタル(Nirvana Capital)、ウォルトンチェーン(WaltonChain)が入っている。

いずれも、製造業者と小売業者がサプライチェーンを追跡できるデバイスを構築した「モノのインターネット(IoT)」スタートアップだ。

サイラスはこの追い風に乗り、モビウスがICOと並行してDAppストアを展開することを強調した。プロジェクトが本物であることを証明するために、早期にライブコードを提供することが肝要だそうだ。

しかし、おそらくこのICOで最も印象的なのは、ブロックチェーンの選択だった。

ブロックチェーンプロジェクトによっては、待ち時間やコストがネックにならないものがあるかもしれないが、モビウスのユースケースではそれが問題となる。モビウスは、従来のハイテク企業が間もなく暗号通貨を取り入れ、最終的に分散型ウェブと統合すると主張している。

モビウスのホワイトペーパーは、自社業務をストライプ(Stripe)の業務になぞらえている。シリコンバレーの寵児であるストライプは、クレジットカード決済を数行のコード(と初期のステラ)に統合した。モビウスは、同様の決済システムを暗号通貨で行えるようにすること、やがては分散型のマーケットプレイスで取引データ(トランザクション)を公開することをめざしている。

そこで必要となるのが、大量の取引とデータを迅速かつ低額あるいは無料で処理できるIoTフレンドリーなネットワークだ。目標は、「すべてのデバイス、開発者、データストリームを簡単にブロックチェーンのエコシステムに接続できること」だとサイラスは語った。

ICOで資金調達を行うプロジェクトの大半は、ERC-20標準を使用するイーサリアム上で行われてきたが、このブロックチェーンはトランザクションのバックログと頻繁に変わる手数料に悩まされてきた。

そこでモビウスは、プロジェクト当初に使っていたイーサリアムから、リップル(Ripple)の共同創業者のジェド・マカレブ氏によって開発されたステラに切り替えた。

ステラもまた、リップルのように円滑な決済に特化した設計になっている。

(左からMobius CEO デイビッド・ゴバード氏、Stellar ジェド・マカレブ氏、Mobius COO サイラス・ハジュヴィンディ)


ステラが弱点を上回るメリットを見せている

イーサリアムのスケーリング問題がここ数ヶ月で深刻化している。このため、メッセンジャーアプリ大手のキック(Kik)は2017年12月に、発行予定のキン(Kin)トークンではイーサリアムを使わないと発表した。イーサリアムの開発陣はこの問題を認識して取り組んでいるが、モビウスチームはそのスケーリング問題の解決を待つことができなかった、とサイラスは語る。

“イーサリアム上でDAppストアを構築していたが、その後、ジェドにコンタクトをとりました。そして、私たちはイーサリアムが当社のテクノロジーを処理できないことを悟りました。スピードは遅く、値段は高い、安全性は低すぎます。他のプロジェクトすべてにこうした大問題があることが見えてきたのです”

サイラスは、スマートコントラクトを安全に展開する際の問題点を指摘した。「チューリング完全のプログラムだが、本当に書き込みにくい」そうだ。彼はパリティー(Parity)が2回も数百万ドル相当の損失を出したことを指摘し、 ソリディティ(Solidity)はセキュリティを念頭に置いた言語ではなかったと言った。

ステラは、「まだ十分に活用されていない本当に未知の技術を開発したと思います」とサイラス。たとえば、ステラはプロトコルレベルで複数署名のウォレットをサポートしており、このため、開発者にとっては管理がはるかに容易になった。しかしサイラスはステラにも弱点があることを認めている。 たとえば、チューリング完全ではない。それでもモビウスは、はるかに高速で安い取引が行えることに満足している。

どんな技術か?

誰が作っているのか?

これまでの実績

今後の将来性は?

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