モナコイン / MonaCoin (MONA)の編集履歴#8

記事全体

簡単にまとめると

オンラインの投げ銭、チップ機能を提供する、2ちゃんねる発祥の少額決済用仮想通貨

  • ビットコインは、発行枚数が少ない(2100万枚)、処理速度が遅い(10分)ため、少額の取引には向いていない
  • モナコインは、発行枚数1億512枚、処理速度90秒となっており、少額取引を高速で実現
  • ライトコインなどの採掘プール「2chpool」を運営していたMr.Watanabeによって開発された日本初の仮想通貨
  • 海外大手掲示板発祥のネタコイン『Dogecoin』に触発された2ちゃんねらが、「俺たちもネタコイン作ろうぜ!」と言い出したことが発端と言われている

何がすごいのか?

コミュニティが活発であり、モナコインを活用した様々な実用サービスが存在

  • ほとんどの仮想通貨は、投機が目的となっており、実際にサービスとして利用されている例は少ない
  • モナコインは、2ちゃんなるというコミュニティから生まれた通貨ということもあり、実際に様々な形で利用されている
    • モナコインで買い物可能な通販サイト(Ark, Bitcoinmallなど)
    • Twitterでツイートするだけど送金できるサービスTipmona
    • 同人即売会コミケでも使用可能に
  • ツイキャス、ニコ生主、Pixiv等の投げ銭としても利用されている

ビットコイン、ライトコインと比較して送金時間が早い

  • モナコインのブロック生成時間(処理速度)は約90秒であり、ビットコインの約10分、ライトコインの約1.5分と比較して高速
  • そのため、より決済向きの通貨であるといわれている

どんな技術か?

ライトコイン(Litecoin)をベースにしており、ビットコインよりも処理が高速&手数料が安い

  • モナコインの技術は、Litecoinをベースにしており、ブロックアルゴリズムはLyra2REv2(450,000ブロック以前はScrypt)
  • ブロックが生成される時間(=処理速度)は平均90秒であり、ビットコインの10分、ライトコインの2分30秒と比較しても高速
  • コンセンサスアルゴリズムは、ビットコインと同じくProof of Work

処理速度を向上させる技術であるSegwitを世界初導入

  • Segwitは、簡単に言うと取引にかかるデータ容量を圧縮し、処理スピードを向上させ、取引データ改善リスクを低減する技術
  • もともとはビットコインのトランザクション展性(取引内容を変えずに取引IDを書き換えることができる脆弱性)に対する解決策として考案された
  • ビットコインコミュニティでは、Segwit導入のための合意に時間がかかっていたが、モナコインは先駆けてコミュニティの合意を得て、Segwit技術を世界で初めて実装した

ビットコインとのアトミックスワップに成功

  • アトミックスワップとは、第三者を介さず仮想通貨の交換を安全に行えるようにする次世代技術。モナコインはアトミックスワップ技術の搭載に成功した数少ない通貨のひとつ
  • アトミックスワップにより、中央集権的な取引所の最大のリスクであるハッキングによる仮想通貨盗難を防ぐことできる

誰が作っているのか?

Mr.Watanabe/わたなべ(開発者)

  • Litecoinなどを採掘するための「2chpool」の運営者。詳しい素性は不明

これまでの実績

  • 2013/12
    • Litecoinなどの採掘プール「2chpool」を運営していたわたなべが、2013年12月23日にβ版をリリースするが、すぐにリセット
  • 2014/1
    • 新Monacoinの公式アナウンスが行われ、正式リリース
  • 2014/4
    • モナコインによる土地の売買が成立
  • 2017/3
    • ビットコイン、モナコインのみで支払い可能な通販サイトBitcoinMallが誕生
  • 2017/4
    • 2Segwitに対応(取引量が多くなると処理速度が遅くなるスケーラビリティ問題を解決する技術)
  • 2017/6
    • 秋葉原のパソコンショップアークがBitcoinと同時に、実店舗とWeb通販にて決済に対応
  • 2017/10
    • Bitflyerに上場し、価格が550円まで高騰
  • 2018/5
    • 51%攻撃を受ける。海外仮想通貨取引所Livecoinは1,000万円の被害を受けたとされている