ネオ / NEO (NEO)の編集履歴#24

  • 作成日時 : 2021/2/3 12:38
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    簡単にまとめると

    コミュニティ主動で開発が行われている中国版イーサリアム

    • イーサリアムと同様にスマートコントラクト機能を持つ仮想通貨であり、ブロックチェーン上でアプリケーションを構築することができる。デジタルの資産、個人情報、スマートコントラクトを組み合わせてスマートエコノミーの創出を目的とする
    • イーサリアムよりもトランザクション能力が高く(約1000件/秒)、JavaやC#などの有名言語で開発できる点が特徴
    • スマートコントラクト機能を持つNEOとその燃料となるGASという2つの仮想通貨から構成されている。
    • NEOは中国版イーサリアムと言われる。しかしdeveloperの感覚では両者は別物である
    • 略称はNEOとなる


記事全体

簡単にまとめると

コミュニティ主動で開発が行われている中国版イーサリアム

  • イーサリアムと同様にスマートコントラクト機能を持つ仮想通貨であり、ブロックチェーン上でアプリケーションを構築することができる。デジタルの資産、個人情報、スマートコントラクトを組み合わせてスマートエコノミーの創出を目的とする
  • イーサリアムよりもトランザクション能力が高く(約1000件/秒)、JavaやC#などの有名言語で開発できる点が特徴
  • スマートコントラクト機能を持つNEOとその燃料となるGASという2つの仮想通貨から構成されている。
  • NEOは中国版イーサリアムと言われる。しかしdeveloperの感覚では両者は別物である
  • 略称はNEOとなる


何がすごいのか?

取引処理速度が約1000件/秒と非常に早い(理論上の上限は10,000件/秒)

  • 類似の仮想通貨であるイーサリアムでは、処理速度は約30件/秒と遅い(PoWの場合)
  • NEOは現時点でイーサリアムの30倍以上、理論的には300倍近い速度を実現することができる。
  • これは、ビットコインやイーサリアムが採用しているPoW(Proof of Work)という取引承認アルゴリズムではなく、DBFTと呼ばれる独自の承認アルゴリズムを採用しているためである。(後述)

コミュニティベースで開発されているプロジェクトである

  • ワークショップとハッカソン(エンジニアが腕を競うコンテスト)、ミートアップを継続的にそれを世界中で行っている。
  • City of Zion という独立した開発コミュニティが存在し、NEOの資金的なサポートにより非常に早いスピードで開発が行われている。 NEON Wallet , Nash , などはCity of Zionから生まれている。
  • NEOベースの分散型アプリケーション(DApps)は こちら から確認できる。
  • NEOのブロックチェーン上で開発されたトークンをNep5と呼ぶ。

JavaScript、Python、NET、C、C#、C++などで開発可能

  • 類似の仮想通貨であるイーサリアムはSolidityと呼ばれる独自の言語で記述する必要がある。
  • NEOはJavascriptやPython等、世の中に広く普及している言語で開発可能

NEOを保有しているだけで、GASトークンが配布される

  • NEOは、その保有者に議決権を付与するNEOと、スマートコントラクト実行の手数料となるGASと呼ばれる2つの仮想通貨から成り立っている。
  • NEOの保有者には、その保有量に応じてGASトークンの配当(3%)が行われるため、NEOを保有し続けていれば、自動でGASを得ることができる。これがNEO保有のインセンティブとなり、NEOの利用拡大の好循環を生み出している。
  • またGAS自体は、NEOと同様にBinanceや Poloniexといった取引所で売買可能である。

どんな技術か?

合意形成に、ビザンチン将軍問題に耐性を持つ独自アルゴリズムDBFT(Delegated Byzantine Fault Tolerant)を採用

  • 分散型ネットワークでは、合意形成を図る際、不正な情報や信憑性の低い情報が、紛れているとネットワーク全体としての合意形成ができなくなる可能性があり、これは ビザンチン将軍問題 と呼ばれる。
  • NEOが採用するDBFTは、このビザンチン将軍問題に耐性を持ち、下記の仕組みで動いている。
  • NEO保有者の投票により、複数の承認者(ブックキーパーと呼ばれる)を選出する。
  • 承認者の中からランダムに代表者を選出し、この代表者にブロック生成権が与えられる。ブロック生成の報酬はGAS
  • 代表者は、他の承認者から信任投票を受け、全体の3分の2以上の信任が獲得できなければ解任となり、 再度投票により承認者の選出を行う事になる。
  • このようにブロック生成権を持つ代表者は、常に3分の2以上の信任を受けているため、信頼できると判断される。ビットコインが採用しているPoW(Proof of Work)と異なり、電力を消費せず、51%攻撃の危険性もない。

NEO、GASの発行枚数は1億枚に固定されている

  • NEOの発行上限枚数は1億枚となっており、20915年のICO時に、5000万トークンが発行済み。残りの5000万トークンはスマートコントラクトにより、ロックされている。
  • このロックされた5000万トークンの中から、毎年1500万トークンが開放されNEOプラットフォームの開発支援のために仕様される。
  • GASの発行上限枚数も1億枚となっており、インフレレートをコントロールしながら、約22年をかけて発行されていく。ブロック生成によるGASの発行枚数が1億枚に達した22年以降は、GASは発行されず、ブロック生成の報酬は手数料等となる予定。

誰が作っているのか?

Da Hongfei(NEO Founder)

  • 中国広東省の南中国工科大学を卒業。ITコンサルのIntPass ConsultingでCEOを務めた後、2014年にNEOの前身となるAntsharesを開発。
  • 同時にAntshares(現NEO)の開発会社であるOnchain社を創業

Erik Zhang(NEO Co-founder)

  • 上海大学のコンピュータ・サイエンス学科卒業。Da HongfeiとともにOnchain社を創業
  • NEOのプログラムの99.9%を書いていると言われる。

葉山ミキ(NEOジャパン代表)

  • ロンドン10年の在住経験と大手自動車メーカーでの、15カ国のマーケティング実務を経て、ブロックチェーン業界のトップマネジメントの通訳となる。
  • その後、NEO初の中国外拠点フルタイムとなり、現在に至る。コミュニティ形成など、日本市場において全般的に携わっている。

これまでの実績

  • 2015/6
  • 中国発のブロックチェーンプロジェクトとして、Githubにコードが公開される。
  • 当時の名前はAntshares
  • 2017/6
  • AntsharesからNEOへと名称を変更し、リブランディングを実施。
  • 2018/3
  • NEOの開発会社であるOnchainが、NEOベースの仮想通貨であるOntologyのONTトークンをNEO保有者へ無料配布。