シアコイン / Siacoin (SC)の編集履歴#13

  • 作成日時 : 2021/1/26 13:25
  • ユーザ名 : toppesu
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    簡単にまとめると

    個人の空いたストレージを活用し、低コストかつ中央管理者のいない、真のクラウドストレージサービス

    • AWS等の既存のクラウドストレージサービスは、管理コストが高い、運営会社からデータが見えてしまう、データが消失の可能性がある等の問題を抱えていた
    • Siaは、ブロックチェーンを活用し、個人のPCの空いているストレージを共有することで、低コストで安全性が高い、かつ管理者の存在しない(データが見られない)真のクラウドストレージサービスを実現
    • データが世界中に分散して保存されるため、データが消失するリスクも極めて低い
    • ストレージを貸し出すユーザーに報酬(貸し出すインセンティブ)を与える仕組みを有する
    • 略称はSCとなる。
記事全体

簡単にまとめると

個人の空いたストレージを活用し、低コストかつ中央管理者のいない、真のクラウドストレージサービス

  • AWS等の既存のクラウドストレージサービスは、管理コストが高い、運営会社からデータが見えてしまう、データが消失の可能性がある等の問題を抱えていた。
  • Siaは、ブロックチェーンを活用し、個人のPCの空いているストレージを共有することで、低コストで安全性が高い、かつ管理者の存在しない(データが見られない)真のクラウドストレージサービスを実現。
  • データが世界中に分散して保存されるため、データが消失するリスクも極めて低い。
  • ストレージを貸し出すユーザーに報酬(貸し出すインセンティブ)を与える仕組みを有する。
  • 略称はSCとなる。

何がすごいのか?

第三者が決してデータを閲覧することができない

  • AWS,Google Drive,Dropbox等のクラウドストレージサービスでは、運営企業がデータを管理しているため、運営企業がデータを閲覧することが可能
  • Siaは、分散ネットワーク上(個人ストレージのネットワーク)上でファイルを分割、暗号化して保存し、秘密鍵を保有するデータ保有ユーザーしかデータが閲覧できない状態になっている
  • そのため、Siacoinを利用する個人、企業は顧客情報流出等の心配をする必要がなくなる

既存サービスの約10分の1という低コスト

  • Siaのクラウドストレージは1TBあたり月額約$2で利用可能
  • Amazon S3,Google Cloud等と比較して10分の1程度のコストとなっている



引用: https://sia.tech/

システムダウン、データ消失の可能性が極めて低い

  • AWS等の既存サービスの場合、データが破損するとデータが消えてしまう危険があるが、Siacoinはデータを複数のノードに分散して保存するため、一つのノードが消えてもネットワーク全体が停止しない限りデータが失われない。そのためバックアップの必要もない
  • 同様の理由により、サーバーダウンする可能性も極めて低い(ネットワーク全体がダウンする必要がある)
  • 特定のサーバーにデータを保存した場合は、そのサーバーがなんらかのトラブルでサーバーダウンするとデータにアクセスできないが、Siacoinは世界中に分散されたサーバーの空き容量を利用しているため、データの集中はなくサーバーダウンする可能性は低い
  • ストレージを貸し出す際は、担保として、scを少量預ける必要がある。ネットワークの接続が不安定など、ユーザーに影響があると担保は没収される。


新しいサービスも開発している

・Siastream・・・メディアファイル用の安価なストレージ

・Skynet・・・ファイル共有ネットワーク

どんな技術か?

ファイルは、リード・ソロモン符号化技術を用いて分割されてアップロードされる

  • Siaでは、各ファイルがアップロードされる際に30のセグメントに分割される
  • そのため、1つのホストが消えたとしてもデータ全体が消えることはない
  • ファイルの分割は、CDやDVD等に用いられる リード・ソロモン符号 技術を用いている

セグメントされた各ファイルはすべて暗号化されるため安全

  • AWS等のクラウドストレージサービスと異なり、はじめからすべてのデータが暗号化されている
  • また、各ホストは暗号化された一部のセグメントデータしか保有しないため、セキュリティが高い
  • 暗号化は Twofish と呼ばれるオープンソースコードを採用

誰が作っているのか?

David Vorick(Nebulous Co-founder/CEO)

  • Siaの創業者でありリードエンジニア。2011年より、仮想通貨界隈で活躍
  • Rensselaer Polytechnic Institute在籍中に現在のSiaの親会社となるNabulousを創業
  • ASICマイニングマシンを販売する Odelisk の創業者でもある

Luke Champine(Nebulous Co-founder)

  • Rensselaer Polytechnic Institute在籍中にDavidと主にSiaプロジェクトをはじめ、2014年にNebulousを共同創業
  • Akamai

これまでの実績

  • 2013/9
  • Rensselaer Polytechnic Instituteの学生であったDavid VorickとLuke ChampineがSiaプロジェクトをスタート
  • 2014
  • DavidがSiaプロジェクト本格稼働のため、Nebulous Inc.を設立
  • Nebulousは、シードラウンドで$750kを調達
  • 2015/3
  • Siacoinのネットワークベータ版をリリース
  • 2016
  • MIT Bitcoin Expo 2016 で紹介されて知名度が上がる
  • 2017/12
  • Siacoin Ver.1.3.1がリリース
  • 2018/10
  • シアコインがビットメインなどを除外するハードフォーク実施へ
  • Siacoin Ver.1.4.7がリリース
  • Sia CentralがSiaネットワーク上のホストの管理専用のオープンソースデスクトップアプリケーション【Sia Host Manager】をリリース