シアコイン / Siacoin (SC)の編集履歴#7
- 作成日時 : 2019/5/8 22:40
- ユーザ名 : hiroshiXPS
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記事全体
簡単にまとめると
個人の空いたストレージを活用し、低コストかつ中央管理者のいない、真のクラウドストレージサービス
- AWS等の既存のクラウドストレージサービスは、管理コストが高い、運営会社からデータが見えてしまう、データが消失の可能性がある等の問題を抱えていた
- Siaは、ブロックチェーンを活用し、個人のPCの空いているストレージを共有することで、低コストで安全性が高い、かつ管理者の存在しない(データが見られない)真のクラウドストレージサービスを実現
- データが世界中に分散して保存されるため、データが消失するリスクも極めて低い
- ストレージを貸し出すユーザーに報酬(貸し出すインセンティブ)を与える仕組みを有する
何がすごいのか?
第三者が決してデータを閲覧することができない
- AWS,Google Drive,Dropbox等のクラウドストレージサービスでは、運営企業がデータを管理しているため、運営企業がデータを閲覧することが可能
- Siaは、分散ネットワーク上(個人ストレージのネットワーク)上でファイルを分割、暗号化して保存し、秘密鍵を保有するデータ保有ユーザーしかデータが閲覧できない状態になっている
- そのため、Siacoinを利用する個人、企業は顧客情報流出等の心配をする必要がなくなる
既存サービスの約10分の1という低コスト
- Siaのクラウドストレージは1TBあたり月額約$2で利用可能
- Amazon S3,Google Cloud等と比較して10分の1程度のコストとなっている
引用: https://sia.tech/
システムダウン、データ消失の可能性が極めて低い
- AWS等の既存サービスの場合、データが破損するとデータが消えてしまう危険があるが、Siacoinはデータを複数のノードに分散して保存するため、一つのノードが消えてもネットワーク全体が停止しない限りデータが失われない。そのためバックアップの必要もない
- 同様の理由により、サーバーダウンする可能性も極めて低い(ネットワーク全体がダウンする必要がある)
- 特定のサーバーにデータを保存した場合は、そのサーバーがなんらかのトラブルでサーバーダウンするとデータにアクセスできないが、Siacoinは世界中に分散されたサーバーの空き容量を利用しているため、データの集中はなくサーバーダウンする可能性は低い
どんな技術か?
ファイルは、リード・ソロモン符号化技術を用いて分割されてアップロードされる
- Siaでは、各ファイルがアップロードされる際に30のセグメントに分割される
- そのため、1つのホストが消えたとしてもデータ全体が消えることはない
- ファイルの分割は、CDやDVD等に用いられるリード・ソロモン符号技術を用いている
セグメントされた各ファイルはすべて暗号化されるため安全
- AWS等のクラウドストレージサービスと異なり、はじめからすべてのデータが暗号化されている
- また、各ホストは暗号化された一部のセグメントデータしか保有しないため、セキュリティが高い
- 暗号化はTwofishと呼ばれるオープンソースコードを採用
誰が作っているのか?
David Vorick(Nebulous Co-founder/CEO)
- Siaの創業者でありリードエンジニア。2011年より、仮想通貨界隈で活躍
- Rensselaer Polytechnic Institute在籍中に現在のSiaの親会社となるNabulousを創業
- ASICマイニングマシンを販売するOdeliskの創業者でもある
Luke Champine(Nebulous Co-founder)
- Rensselaer Polytechnic Institute在籍中にDavidと主にSiaプロジェクトをはじめ、2014年にNebulousを共同創業
- Akamai
これまでの実績
- 2013/9
- Rensselaer Polytechnic Instituteの学生であったDavid VorickとLuke ChampineがSiaプロジェクトをスタート
- 2014
- DavidがSiaプロジェクト本格稼働のため、Nebulous Inc.を設立
- Nebulousは、シードラウンドで$750kを調達
- 2015/3
- Siacoinのネットワークベータ版をリリース
- 2016
- MIT Bitcoin Expo 2016で紹介されて知名度が上がる
- 2017/12
- Siacoin Ver.1.3.1がリリース